目次
組織の目的
「やくそう会」は薬剤師、管理栄養士を中心とした薬草・ハーブ愛好家で構成され、日向市・東臼杵郡薬剤師会の出資で運営される市民団体です。生産者、行政、薬剤師会、販売加盟薬局と連携しながら、①薬草観察会や薬膳試食会を通した薬草文化の創出・伝承、②市民の健康増進、③地元産ハーブの産業化支援を目的とした官民連携事業を運営しています。
設立の経緯
日向市・東臼杵郡薬剤師会は、平成27年(2015年)に始まった熊本大学薬学部と日向市の包括連携協定による地方創生事業「日向市薬草の里づくり事業」を支援することを目的として「日向市薬草の里づくり事業応援委員会」を設置し、広報活動や薬草観察会の支援活動などを行っていた。
委員会設置から4年目の令和元年に市の会議にて、令和2年度をもって日向市薬草の里づくり事業の発展的解消が決定し、それに伴い日向市より薬草観察会事業の当会への移管の要請を受け、当会はこれを承諾した。
ただし、当初より事業目標に掲げられた産業創出も引き続き支援したいという思いから、保険薬局でのハーブ加工品の生産者直売を市に提案したところ、市および生産者双方に賛同が得られた。
これを受けて、新たに販売事業を加える形で委員会組織の再編がなされ、令和2年(2020年)4月1日に新組織「やくそう会」が発足した。
ちなみにロゴマークは「日向市薬草の里づくり事業」のために日向市がデザインしたものを使用許諾を受けてやくそう会が使用している。
会員資格
地域の自然を愛し、薬用植物を愛し、地域住民の健康を願う日向市・東臼杵郡薬剤師会の会員を中心に組織するが、やくそう会の趣旨に賛同し、運営に貢献していただける方であれば誰でも積極的に参加していただくことをさまたげない。
現在は薬剤師および管理栄養士からなる総勢14名の団体。
事業内容
本事業は以下の4つの中核事業から構成され、行政、大学、生産者、保険薬局、薬剤師会が協同で行う官民連携事業として堅持されることを前提とする。なお、本事業は日向市・東臼杵郡薬剤師会の出資により運営されている。
①販売事業
保険薬局でのハーブ加工食品の生産者直売を通して農産物の地産地消の推進と地元産健康食品産業の創出を支援する。
▼東郷産カモミールティーの販売情報
②イベント事業
◇薬草観察会および薬膳試食会(令和5年10月29日に第3回を開催)
◇カモミール収穫体験会(2023年4月30日と5月14日に開催)
◇日向市東郷学園小学部でのカモミール軟膏作り教室開催(令和4年12月)
上記のイベントを主催運営し、その中で地元産ハーブ加工品の販売促進活動も同時に行い、薬草文化の推進および伝承と顧客創出を図る。
③薬膳開発事業
◇ オリジナル薬膳レシピを開発
◇ ホームページや動画サイトでの発信、ガイドブックへの掲載
④メディア制作事業
◇「日向市有用植物ガイドブック(仮)」を鋭意制作中。(2023年出版予定)
◇Youtubeチャンネル「ヒュー!日向まるごと植物園Ch」
◇スタッフブログ